ペースメーカー波形の認識が向上。ペースメーカー検出機能の搭載により、ペースメーカー波形(スパイク)の表示が可能となりました。

ペースメーカースパイク認識の向上

従来の「ECG Explorer 500A」のサンプリング周波数(間隔)は、通常の心電図波形の診断を行うのには十分な周波数(間隔)なのですが、0.3ms〜1.0ms程度のパルス幅のペースメーカースパイクを認識させるのには不十分な場合があり、ペースメーカースパイクを見落としてしまうことが多くありました。
新製品の「ECG Explorer 500X1/X2」では、心電 アンプ内部のLSI(集積回路)とプログラムを改良し心 電図波形のサンプリングとは別の回路で、ペースメー カー波形を認識させるためのA/Dコンバータで10,000Hz(サンプリング間隔:0.1ms)でのサンプ リングを行うことで、ペースメーカー診断の精度と波 形の描画性が格段に向上しペースメーカー波形を確 実に認識できるようになりました。サンプリングの原 理的には標本化すべき原信号の2倍より高い周波数が必要なので、10,000Hzでのサンプリングが可能な 「ECG Explorer 500X1/X2」の場合、理論上では パルス幅が0.2ms以上のペースメーカースパイクで あれば認識が可能ということになります。
また、ペースメーカー認識の処理後にノイズ除去の ための各フィルター処理を行なうため、筋電フィルタ や電源フィルタをONにした状態でもペースメーカー スパイクを見落とすことなく表示させることが可能です。

ペースメーカースパイクだけを抽出する色分け機能(実用新案登録済)

ペースメーカースパイクを画面上と印刷レポートに赤色で表示させることで、見やすく分かりやすい波形を得ることが可能となりました。
従来の心電計では、ペースメーカーパルスが心電図
と同じ色で表示されてしまうため、ペースメーカー心電図が非常に分かりにくく、ノイズや不整脈などと見間違えてしまうことも多くあったと思います。今回、ペースメーカースパイクだけを抽出して色分けする機能により、他のノイズや不整脈などと明確に見分けることができるようになります。また、自動解析も「ペースメーカ心電図」と解析を行い、ミネソタコードも「6-8=人工調律」での分類を行います。この機能を搭載した「ECG Explorer 500X1/X2」をご使用いただくことによって先生方の診断の質を向上させるのにお役立ちできるのではないかと思います。